繕継

漆の魅力についてもっと知ってもらいたいという気持ちがあり、漆製品を制作しています。
 
 海外にて日本の食器の卸の仕事をし、物流時に破損品が多くそれらをそのまま捨ててしいまうのがもったいないと思い独学で2014年から金継を学び、金継ワークショップを2017年10月から2019年まで開催し、2020年3月に帰国し、京都にて漆芸、金継を再度学びなおし、現在に至ります。漆は日本文化には欠かせないものですが、その漆に対して私たちはあまり知らないというのが現状です。
 
 それに対して、少しでも漆の魅力を広げる活動を目指しております。漆は高度成長期に大量生産大量消費の流れにより、需要が激減してます。国産漆の流通は全体の数パーセントしかなく、ほとんどが中国産の漆を使用しているのが現状です。国産、海外産の違いはあるにしても、まずは漆の魅力を広げることが現在の課題です。

 漆器作成には大変な手間、時間がかかるものです。今の時代は簡素化、時間短縮の流れが主となっておりまが、日本文化、自然、自然素材、自然の時間の流れ、これらについて再度私たちは考え、学ぶことが今後の私たちの生活に必要であると思っています。

現地では私が制作した、漆器(既存の木地からの塗り)の販売を致しますが、金継のご依頼、見積もり、相談も出来ればいいと考えてます。本漆での金継は1か月から2か月の月日が最低でも必要となります。

繕継 のエシカル

漆は漆の木の樹液です。漆は陶磁器や様々なものを修理再生が出来る素材です。
今回販売させて頂く商品についてはメンテナンスも受け付けます。漆器は大切に使いメンテナンスをしていけば大変長い間使うことが可能なものです。繕い継続していくという気持ちで繕継という屋号にしました。